0 本題の前に
1 基本情報技術者とは
2 取得の動機
3 社会人の勉強時間確保の仕方
4 実際の勉強方法と勉強時間
5 合格した後の周りの反応
本題の前に・・・
私は大学卒業後、会社員となった、25歳(歴3年目)男性、既婚です。 社会人1年目の秋頃、社会人になってようやく、勉強は無限大可能性を秘めた自己投資だと気が付きました。
そしてすぐに、社会で必要とされる人材になり、生き抜くために必要な勉強はなにか考えました。
それから早2年3ケ月が過ぎ、この間勉強を継続した甲斐あって、国家資格である、
①基本情報技術者(独学)
②応用情報技術者(独学)
を取得するまでになりました。
現在、ネットワークススペシャリスト合格にむけて全力疾走中の身であります。 勉強の意味、価値、必要性、勉強ノウハウ(独学)、時間管理、計画性、メンタル面など、実体験を通して培った経験を発信するブログとなりますので、ご愛読いただけましたら幸いです。
※参考※
資格取得に使用した参考書等はこちらです。
1 基本情報技術者とは
IPAホームページには、基本情報技術者試験をIT企業エンジニアの登竜門という位置づけがされています。
世の中が急速にIT化され、情報通信が充実してきました。スマートフォンをはじめ、大変便利になりました。ただ、誰しもがインターネットなどを手軽に利用できるようになった反面、ウイルスなどから情報をどう守るかが、問われてくるようにもなりました。
インターネット環境や社内ネットワーク環境がある企業はもちろん、情報通信機器を日常的に扱う私たち一般ユーザーにも、情報を守る術と知識を身に付けていくことが以前より求められるようになってきました。
私の意見としては、この基本情報技術者試験は誰しもが受験対象であり、勉強を通して得た学びは、ネット社会で大いに役立つものであると考えています。
2 取得の動機
見出し1と若干被りますが、基本情報技術者試験を勉強しようと思った理由は、IT化が今後も進み、その享受を受け続けることが予想される今、自分の情報を守り、また誰か(会社、同僚、家族など)の情報をも守れるスキルを身に付けられると思い、迷いなく参考書を購入し、勉強を始めました。
非IT企業の会社員であり、本当に素人同然でした。無線LANやWi-Fiについてはなんとなく、インターネット回線を飛ばしてくれている便利なビーム!!なんていう知識程度で、ハブ?LAN配線?なんて言葉はさっぱりでした。
そんな素人でしたが、無事勉強を重ね、合格までたどり着きました。
3 社会人の勉強時間確保の仕方
ここまで、勉強やるぞ!と意気込み、行動に移し始めた段階ですが、ここで一番社会人にとってハードルとなっていることがあります。
それは、勉強時間の確保だと思います。
本当にここが社会人にとってのネックな部分なのではないかなと痛感しています。意欲はあっても、やり始めても、進捗率が悪く、ゴール先が見えないことにより、モチベーションの低下へつながり、そこで勉強を辞めかけた時、今までの勉強時間は無駄だったと感じてしまう・・・そんな状態に陥ってしまったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。正直、私はあります。
では時間確保はどうすべきか。
私の中では既に答えがあります。
仕事のある日は1日30分でOK!
休日は1日60~120分でOK!
この数字をみて、どうおもわれましたか?
少ない!こんな勉強量じゃ難関資格は無理でしょ~?!と思った方いると思います。
結論、巷で言われている某資格ランキングの偏差値70級の資格(弁護士や公認会計士などなど1000時間以上は費やさなければならないような勉強には足りなすぎます。
ただ、たったこの勉強量で300~900時間の勉強が取得目安となっている資格は2~3年で合格圏内にたどり着けると私は思っています。
★★★ちょっと計算してみよう★★★
パターン①
週5日勤務=1日30分、2日休み=1日60分 の場合、
一年間では、216時間!
パターン②
週5日勤務=1日30分、2日休み=1日120分 の場合、
一年間では312時間!
案外このくらいなら勉強時間確保は難しくないし、長期的にも無理なく私生活に落とし込められるなと感じていただけた方は、次の見出しにある実際の勉強方法と勉強時間をご覧ください。
ここまで読んできて、難しいと感じた方へ
理由はそれぞれあることと思います。家庭、子育て、仕事が激務など。
私は普段、車通勤で朝7時に家を出て、夜は19時~21時の間に帰宅します。
(もっとハードな方も沢山いらっしゃることは重々承知です。)
一見、時間がなさそうに見えますが、私は30分ならばすぐ確保ができます。
◎朝起きてから10分間とお昼休憩の20分です。
加えて、帰宅後、だらだらテレビやスマホを見ていた時間を30分勉強時間に充てます。
これで1時間の勉強確保です。
休みの日は少し早く起きればあっという間に午前中に1時間の確保、その後の午後、夜にスキマ時間があれば5分、10分でも勉強に向かうことができれば3時間も無理なく突破できます。
いかがでしょうか。時間確保が難しいと感じていた方も、少し意識して勉強に向かう姿勢を作れば達成できそうだなと思っていただけましたでしょうか。
4 実際の勉強方法と勉強時間
結論!
勉強時間は200時間程度
勉強時間は独学。市販の参考書3冊と過去問道場のみ。
実際に費やした時間はおおよそ200時間です。
受験すると決めてから、実際に受験したのは14カ月後でした。実は一度勉強を挫折しており、3カ月ほど離れた時期がありました。その後、コロナ禍になり、自己投資という風潮ができたことから、勉強スイッチに刺激が入り、モチベーションが回復した経緯があります。挫折した理由は前見出しにある通りです。
そのタイミングで1日30分の勉強!と自分に負担がかからないスタイルを築きあげることができました。
勉強方法についてですが、本ブログタイトルにも明記がありますが、独学で勉強しました。
通信講座など使用せず、参考書台6000円程度しか費用は掛かっておりません。
通信講座や資格取得講座ではきっと問題に触れる前に、まずは参考書や教科書を通して問題を解くために必要な前提知識を学ぶことと思います。普通の小中高の学校進め方と同じなのではないでしょうか。
私もこの要領で勉強を行いました。
まずはひたすらに参考書のページをめくり、時折章末に掲載された例題に触れながら、基本情報技術者という資格の全体像を把握します。
何度も申し上げてすみませんが、1日30分程度であるため、参考書は
1日10ページ進むかどうかくらいでした。それでも安心してください。
30日後は300ページです。
30日前の自分より、300ページ分の今まで知らなかった知識が身についています。今、やっている勉強を信じて、継続してください。
参考書等を読み切ったら、次はアウトプットです。
基本情報技術者試験の過去問は過去問道場というサイトを活用して午前問題(4肢選択式)を過去5年分くらいを解きました。
*過去問道場とは様々な資格の過去問を掲載しているサイトです。
参考書等を一度だけ通し読みした程度では、まったく頭に定着していないため、過去問はせいぜい30%程度しか解けませんでした。
しかし、これで大丈夫です。
分からない問題、解けなかった問題は山積みである現実を味わいますが、参考書等を一通り読んでいるおかげで、問われている内容や単語、語句にやんわり見覚えがある状態になっていますので、強烈な絶望感や拒絶反応を感じることなく、過去問で問われた部分を参考書等で復習するサイクルがスムーズになります。80問中、48問で午前合格ですので、何度も何度も繰り返し、基礎をここで身に付けました。
午後問題にも取り組む必要がありますが、これは午前問題がしっかり合格ライン60%を超える程度の実力がついてきた段階で取り組むとよいかと思います。
実際、私は腕試しに午前40%程度の実力の時に午後問題に取り組みましたが、まったく歯が立たず、そっと解くのを辞めた記憶があります。
午後試験の難関はやはりアルゴリズムです。
SE経験をお持ちの方は午後のアルゴリズムなどスムーズに解けるかもしれませんが、まったく触れたことがないという方は、試験日の3カ月までくらいから少しずつ取り掛かる必要があります。午後問題も過去問を実際に解き、YouTubeで解説している人を参考したりしていました。
午後問題は11の設問から5つを選択して回答します。
自身の得意不得意を分析して、戦略的に設問を選ぶ必要があります。
ただし、難関であるアルゴリズムと情報セキュリティ分野は回答必須の逃げられない設問です。
必ず解かなければならないこの2つはしっかり勉強しましょう。
5 合格した後の周りの反応
昨年2021年2月頃、無事合格をしました。
私の職場には基本情報技術者という資格の名前を知っている人は10人に1人程度でしたが、この前身であった
第二種情報処理技術者試験(旧名称)
を知っている世代が多く、この旧名称と絡めて合格した旨を説明すると
「すごい!」「難しい試験だよね」「強みになるいい資格」なんていう言葉をいただきました。
スキルアップを通じて自分が思い描く社会人としての歩み方も私は可能だと思っています。行きたい部署、部門、転職先などに、資格合格実績を通して、知識の証明ができます。
さいごに
勉強をするか迷っている方がもしいらっしゃれば、是非やりましょう!と私は声を掛けさせていただきたいです。勉強は慣れると、楽しいです。私生活のルーティーンの一部になると、苦はありません。
一歩目は大変大きな勇気が必要ですが、そのあとは小幅でいいんです。少しずつでも、続ければ大きな学びになっていますから。
今回のこの記事が、皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。